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上品なゴールドがかっこいい!ステッドラー ヘキサゴナル バージョン1をレビュー

各所で売り切れ続出のステッドラーのシャープペンシル ヘキサゴナルの限定品、その第二弾となるバージョン1を奇跡的に入手することができました。

今回はラバー塗装のグレーとつや消しゴールドの組み合わせがとってもかっこいいこのシャーペンを自慢します。

ヘキサゴナルとは?

まず、ベースとなったステッドラーの製図用シャープペンシル、「ヘキサゴナル」とはどんなシャーペンなのかおさらいです。

ヘキサゴナルはステッドラーが2022年11月に発売した製図用シャープペンシルの最上位モデル。

鉛筆メーカーが本気で作ったメカニカルペンシル」「"書く"ことにこだわった究極の1本

鉛筆メーカーとしての威信をかけて作られたヘキサゴナルはその名の通り鉛筆のような六角軸を採用。

高剛性な金属ボディにラバー塗装が施され、書きやすさにこだわって作られたシャープペンシルとなっています。

ヘキサゴナルの特徴

  1. 手に吸い付くラバー塗装
  2. 握りやすく書きやすい六角軸

今回の「バージョン1」はヘキサゴナルシリーズ2本目となる限定品で、ヘキサゴナル発売と同時に発売された初代限定「バージョン0」が同社の鉛筆「マルスルモグラフ」を模したブルーであったことを思うと、今回のバージョン1はゴールドがより高級感を感じる見た目ですね。

そんなヘキサゴナルの2本目となる限定品「バージョン1」早速見ていきましょう。

デザインをチェック!

軸と硬度表示窓はクールグレイ、口金やクリップなどのパーツにつや消しゴールドを組み合わせたヘキサゴナルバージョン1。

ラバー塗装の軸とマットなゴールドの質感がマッチしていてとても高級感のある仕上がりになっています。

▲口金部分をクローズアップ。

口金は他のパーツと同じくマットゴールド。梨地仕上げのような質感ですね。

さすがにガイドパイプまではゴールドにできなかったようでガイドパイプのみシルバーとなっています。

クリップも口金と同色のゴールド塗装が施されています。

▲キャップ部をクローズアップ。ステッドラーで制振用のOリングが搭載されたシャープペンシルはヘキサゴナルのみ。

キャップもバージョン1向けの特別塗装が施されています。

硬度表示部もゴールドの上からブラックを塗装しているようで文字までゴールドになっているのは面白いです。ただ、このブラックが若干ツヤが強めで安っぽく見えてしまう可能性は否定できず、できればここまでつや消しブラックだったらよりカッコ良かったかもしれませんね。

ちなみに初期芯は硬度表示の通りBと少し柔らかめ。硬度表示は3B~2Hまでを選択できます。

字消しは通常品と同じくピンク色のものが付属。品番は92R7で5個入りで税込275円。

見えない部分ですが芯タンク部分もシルバーが残っていますね。

チャック部分もゴールドっぽく見えますがおそらく通常品と同じ真鍮製ですね。剛性感があり安定した筆記に一役買っています。

スペック

  • 全長:145.7mm
  • 重量:17.8g
  • 重心位置:先端から71mm
  • 軸径:8.1mm~8.9mm

基本スペックは上記の通り。当然ながら定番品と全く同じです。

ヘキサゴナルの特徴は一般的なシャープペンシルよりやや長めの全長。

軸全体が金属の一体成型となっていることから、全長が長い=重心が高くなっていて実際にペン先からの重心位置は71mm。一般に65mm前後から低重心と言われるシャーペン界隈においては決して低い重心ではないことがわかります。

インプレッション:高い剛性感と良好な書き心地!

ヘキサゴナルを使ってみてのファーストインプレッションはこれまでのステッドラーの製図用シャーペン以上の良好な書き心地を実感しました。

ボディが金属で高剛性、キャップ部のOリングによる筆記振動の抑制、製図ペン譲りの良好なペン先の視界とシンプルなペンながら高いバランスで仕上げられておりとても上質な書き心地となっています。

ラバー塗装もこれまでにない指に吸い付くようなさわり心地で、握りやすく滑りにくくなっていてGOOD。

一方で、スペックでも触れたように重心がやや高めに位置していることから速記には不向き。「書く」という行為が楽しくなるような趣味性の高いシャープペンシルといえます。

もう一点気になるのは定番商品と同じくラバー塗装の耐久性。定番品のブラックなどでも雑に扱うとせっかくのラバー塗装が剥がれてしまうというレビューが多く寄せられています。せっかくの限定品なので一本差しのペンケースや自宅専用として丁寧に取り扱ったほうが良さそうです。

とりあえず勝って損なし!上品なシャーペン

前作のバージョン0に比べて”高級感”に全振りした今作バージョン1。

耐久性の面で若干不安があり、普段から常用はなかなか心理的ハードルが高めではあるものの、とりあえず飾っておくだけでデスクがハイグレードに見える上品なシャーペンとなっています。

すでにほとんどの文具店で在庫は無くなっており定価での入手は困難ですが、もし見かけたら見逃さず入手しておくことをおすすめします。

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