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バージョンアップで更に進化したプラモ用作業台『ワークステーション Ver2.0 Pro』をレビュー【プラモ向上委員会】

これがあればどこでもプラモ作れるようになる?

プラモ製作が楽しく快適になるようなアイテムを多数リリースしているプラモ向上委員会から、これまでの「ワークステーション Pro」をバージョンアップした新型が発売されました。

その名も「ワークステーション Ver2.0 Pro」。

前作からさらに使い勝手を進化を遂げた新型ワークステーション Proを詳しく見ていきましょう!

新型の「ワークステーション Ver2.0 Pro」

価格

¥8,200(税別)

いいところ

  • 明るいライト
  • 見やすいルーペ
  • ニッパーホルダーが2つ
  • コンパクト
  • 持ち運ぶにはギリギリのサイズだけど作業スペースは少し狭い(わがまま)

わるいところ

  • ルーペやライトを誤タッチしがち
  • (ステーがあっても)少したわむ
  • 持ちが悪くなったイマイチなバッテリー
  • 高くなった値段
  • 電源スイッチはなぜ背面に?

外観・付属品など

早速取り出して全部乗せで組み立ててみました。フレキシブルアームが柔らかすぎず硬すぎず、とてもちょうどいい感じです。

本体のほか、フレキシブルアームのLEDライトとライト付きのルーペ、ニッパーホルダー左右分、カッターマット、たわみ防止の金属ステー、充電用のUSBケーブル(A to C)、説明書が付属します。

セットアップは簡単ですがライトやルーペをどこに仕舞っておくのがいいのか悩むところ。ダストトレーに収納することもできなくはないものの、中で暴れてしまいそうなので別に収納する場所を用意しておく必要があるかもしれません。

基本機能はそのままに進化したアクセサリー

穴の開いたプレートや説明書を立てかけられるフタ、引き出せるダストトレーなど基本となる作業エリアは旧モデルから変更なし。一方付属するアクセサリー類が大きく改良されています。

ライト・ルーペの差込口が一体成型で強度アップしたことやルーペのフレームが無くなったことなどももちろん良いのですが、一番のお気に入りはとっても明るいライト。

かなり明るいライトがGOOD

新型のCOBライトがかなり明るくてびっくり!光量も素晴らしいですがLED特有のきつい影ができないのも素晴らしいです。

旧モデルと同様にルーペ側にもLEDがついているので真っ暗な中でも問題なく作業できそう。

ちなみにCOB LEDとはChip On Boardの略で基盤に直接LEDが載っているLEDライトで、いわゆる面発光LEDと呼ばれるタイプです。

▲ライトは面発光へ進化してかなり明るい。ルーペ側にもライトが搭載。

旧モデルのライトはチップLEDが3個のタイプに比べて光量や影のできにくさなど、一番大きく進化したポイントだと思います。

ただ、新型になって搭載されたON/OFFのタッチスイッチの感度が良すぎ。慣れるまではルーペやライトを動かしたときに誤ってOFFにしてしまう事故が多発します。

持ち運びやすいサイズ

本体サイズはほぼA4の297mm×209mm×30mm。3センチの厚みのA4の紙束だと思えば意外と可搬性は高いです。

作業スペースももちろんA4サイズほどしかありませんので、あまりいろいろと広げて作業することはできません。

あくまでパーツの切り出しやゲート処理など基本工作に主眼を置いた作業台となっています。

容量アップしたものの持ちは悪くなったバッテリー

ウリのひとつでもある2倍の容量になったバッテリー(1,000mA→2,000mA)。満充電までは約2時間30分かかり、すべてのライトを点けると満充電で最大2時間30分作動します。

しかしCOBライトの採用が影響したのか旧モデルでは約3~4時間持続した作動時間が、新型ではVer2.0では約2時間30分に減少。結果として旧モデルよりバッテリーの持ちは悪化しています

個人的にはこのバッテリーは中途半端でイマイチ。いっそのことバッテリーレスで軽量化とコストダウンして欲しかったなぁというのが率直な感想。リチウムイオンバッテリーは捨てるのも面倒ですし。

あと電源周りの不満は絶妙に押しにくい電源スイッチの位置。背面にUSB-C端子と並んだ位置にあるこの電源スイッチ、せめて側面か上面に欲しかったところ。

税別8,200円という価格

定価税別8,200円という価格は絶妙です。実売価格で7,000円ほどですが、この機能なら安くはないが手がでないこともないという微妙なラインをついている感じがします。

前述のようにバッテリー周りがイマイチなので次のVer 3.0では是非バッテリーレスにして軽量化、コストダウンも考えていただきたいところです。

Basicとの違いは?

ワークステーション Ver2.0は旧モデル同様に姉妹機のベーシックも存在します。

ベーシックとプロの違いはバッテリー周りの装備とルーペとライトの有無です。

一応ベーシックにもアクセサリー類の取り付け用の開口部はあるものの、ルーペやライトは別売りされていないので後からプロへアップグレードすることはできません

実売価格で2,000円ほどお安くなるので、部屋が明るくルーペやライトが不要だという人はこちらもアリ。

まとめ ワークステーション Ver2.0 Proは買い?

例えば出張先のホテルでプラモデルを作りたいような場合、このワークステーションと工具箱、そしてキットさえあれば素組みやパーツの切り出し、ゲート処理などは十分行うことができます。

また、筆者のように普段の作業机を離れてリビングやこたつのなか、あるいはPCデスクに持って行ってYouTubeやテレビを見ながらお手軽モデリングを楽しむのにも最適です。

このような用途では現状で競合商品が存在せず、このワークステーションを使うのが最適だと言えます。

まだまだ細かな改良点は存在するものの、バージョンアップで進化を遂げたワークステーション Proを買う価値は十分にあると思います。

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